流行りそうで流行らない、小当たりラッシュスペックで待望の北斗シリーズ登場です。
スペックだけ見て「これなら普通の7でいい」という声が聞こえてきそうですw
しかし時速も込みで、サラリーマンとして勝てる台かどうかレビューしたいと思います。
「CR北斗の拳7 百烈乱舞」
いわずと知れた、北斗シリーズの最新作北斗7をベースに、小当たりラッシュを搭載した本機。
小当たりラッシュ機はラッシュの性能や独特の大当たり割り振り等で多彩なスペックがあります。
色々と打ってきた人ならわかると思いますが、小当たりラッシュ搭載機はおおまかに以下の3パターンに割り振られると思います。
①バランス型
【仕事人V・ウルトラセブン2・レディーガガ】など
通常の確変機に小当たりラッシュを上乗せたようなスペック。
増加は比較的マイルドだが、確変機の安定感+ハマッた時の増加を兼ね備えた、実はかなり勝ちやすいスペック。
小当たりラッシュの出玉に頼らなくとも確変が続けば球が増える。
②一撃型
【GANTZ・P-LEAGUE】など
最大ラウンドの出玉も多い上、なんといっても小当たりラッシュの性能が高い。
約1/1の小当たりでモリモリ増える。
しかし突入率が低く設定されており、確変=小当たりラッシュではなく、ラッシュ無しの確変も搭載されている。
もしくは「100回転経過でラッシュに突入」という条件がプラスされるパターンも。
③小当たりラッシュメイン型
【桃剣斬鬼・ぷよぷよ】など
大当たりの出玉はかなり少なく抑えられており、その代わり小当たりラッシュの性能に全振りしたようなスペック。
KUNIO的には期待のスペック類だったんですが、ラッシュにならない確変などもあり、ただただハードルが高いだけで勝つのが難しいスペックでした。
もっと単純には出来なかったんでしょうかねぇ。
さて、この「北斗の拳7百烈乱舞」はどれに属するのでしょうか?
それでは実際に打った感想とスペック評価を。
ボーダー
23/k (出玉カット無し計算なら22/k)
うーん、厳しい。
本当に小当たりの増加は計算に入ってるの?という気持ちになりますw
すでに勝てる要素が見えなくなりそうですが、小当たりラッシュ機は右の釘で大きく変わってきます。
小当たり時の獲得出玉が平均より少なくなるような釘にされていた場合、ボーダーは跳ね上がり、逆に小当たり時の獲得が多くなるようなグッと下がります。
賞球ポケットや電チューに入りすぎる台は増えなかったりしますよね。
逆にそこを締められてアタッカーにめちゃくちゃ入る、という場合もある…かもw
では簡単にスペックを。
基本スペック
大当たり確率 | 1/319 → 1/51 |
確変突入率 | 65% |
確変継続率 | 65% |
時短回数 | 50 or 99回転 |
時短99回は斬新ですねw
初当たり通常は時短50回、確変からの転落は時短99回となるようです。
さて、気になるのは小当たりラッシュ突入率。
ヘソ割り振り
16R確変 | 小当たりラッシュ | 約1050個 | 50% |
6R確変 | 確変次回まで | 約400個 | 15% |
6R通常 | 時短50回 | 約400個 | 35% |
50%で小当たりラッシュ突入でした。
電チュー割り振りでどうなるかですが、とりあえず悪くはない。
このスペックで時短50回にする必要あるのかと…
電チュー割り振り
ここが小当たりラッシュ機の難しいところです。
たいてい電チュー割り振りに2種類あります。
よくあるパターンは、小当たりは電チューで高確率で抽選をする為、
・小当たりラッシュ中は電チューで消化
・ラッシュ入らずの電サポ状態は電チューに見えてヘソで消化
しているからです。
なのでラウンドや出玉の性能が同じ電サポ状態でも変わってしまいます。
まずはラッシュ中の振り分けから。(特図2と言われるやつです)
小当たりラッシュ中
16R確変 | 小当たりラッシュ | 約1050個 | 2% |
12R確変 | 小当たりラッシュ | 約800個 | 15% |
12R確変(高速) | 小当たりラッシュ | 約400個 | 15% |
6R確変 | 小当たりラッシュ | 約450個 | 1% |
6R確変(高速) | 小当たりラッシュ | 約400個 | 22% |
2R確変 | 小当たりラッシュ | 約130個 | 6% |
2R確変 | 確変次回まで | 約130個 | 4% |
2R通常 | 時短99回 | 約130個 | 35% |
確変=ほぼ小当たりラッシュですね。
ラッシュ滞在率は高い方でした。
ラッシュの性能が高かったらワクワクするぐらいの割り振りなんですが、このボーダーでは期待薄か…
ラッシュ非当選電サポ中
16R確変 | 小当たりラッシュ | 約1050個 | 50% |
6R確変 | 確変次回まで | 約400個 | 15% |
6R通常 | 時短99回 | 約400個 | 35% |
通常を引いた時の時短が99回に変わっただけで、ヘソと同じですね。
通常を引くまでにラッシュが引けるか!?という緊張感に負けそうですw
さて、一通り割り振りを見て思ったのは多分こうでしょう。
「出玉すくなっ!」
そう、アタッカー賞球が8個なんです。
小当たりでの増加も同じアタッカーを使うので8個です。
毎回転、複数個入るならまあ…という増加ですね。
同じ65%で2200発吐き出していた純正北斗7と比べて、追いつくほどの小当たりラッシュ性能では無いですね。
確変中の大当たり確率が1/100ぐらいだったらもうちょい夢見れたかなーと。
ボーダーが物語る勝てなさそう感は割り振り見ても「うーん」と唸るようなものでした。
いや、増加速度で一発逆転あるんちゃうか?
と期待して初打ちしました。
評価はこちら
通常 ★★☆☆☆
北斗7ですw
でも思ったより新演出、というより新映像を使ってますね。
それなりに力を入れた結果でしょうか?
ほとんどが北斗7のコンパチなのでそれなりに遅い。
でも少しだけスピードアップしているように思いました。
弱リーチは多いけど、対決系リーチは後半からスタートしてますね…地味にこれはいいかな、と。
まああえて良い所を挙げるなら、ですw
確変時短中 ★★★☆☆
小当たりの性能は良い台よりは悪い。という微妙な位置w
増加は遅いですが、ほぼ1/1アタッカー開放なのでチマチマと知らないうちに増えてる感じ。
メインならもっとがっつり増えてもいいと思うんだけど…
結構多いのがバトル入って「あーあ、オワタ」からの小当たり、っていう嬉しいような、ただただ長いような演出がありますw
このバトルに勝つ=当たりではなく小当たり継続っていうのがまた悪評に繋がってそうw
とか思いながらもKUNIOは意外と好きでしたw悪くないぞ。(クソ台好きですいません)
これによって「よく勝つケンシロウ」が見れるというからくりにすこーしだけ感動。
総合 ★★☆☆☆
もうちょい良い評価出せるかと思ったんですが、なんせボーダーきつい&速くない。
めちゃ回る台があったら試しに打って、合えばどうぞ、ぐらいです。
これならP-LEAGUEや猪木、セブンの方がだいぶいいかと。
増加速度は以下の写真の玉で40分程度。
アタッカーの賞球が少ないので表示出玉と実質持ち玉の差が大きくなるので注意です。
20%ぐらいは少ない。
止め打ちしなかったら30%近く差が出てしまうかも。
時速は1万発あるかないか、というところでした。
そこそこ期待してたんですけどねー。残念。
とはいえラッシュ中はKUNIOは結構好きなのでまれに打っちゃうなw